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映画「ベイマックス」のあらすじとレビュー

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総合評価★★★★★

死の悲しみを絶妙に描く★★★★★
展開のテンポ★★★★★
CGの美しさ★★★★★
大人も子供も楽しめる★★★★★

突然、兄を亡くした14歳のオタク少年。兄との別れの悲しみを、「オタク」友達と兄が遺してくれたロボット「ベイマックス」と共に乗り越える話。兄が死んだ本当の理由を、ヒーロー化したオタクたちが力を合わせて追及するアドベンチャー映画。ヒーロー色が強いが、完全に子供向けというわけでもなく、「大切な人の死」をきっかけに湧き出る感情の本質をしっかりと捉えていて、それでいて悲しすぎない絶妙な映画。

一般的に、「大切な人との死別」と「真犯人の追及」は「復讐劇」が鉄板のストーリー展開だと思う。しかし、この映画は、「復讐劇」に陥りそうになる少年を、ふわふわのケアロボット(心と体の痛みを癒してくれる)「ベイマックス」が優しく包み込む。大切な人を失ったりして、心が深く傷つくと、「悲しみ」を覆いかぶせるように「憎しみ」が込み上げてくる。この憎しみを燃料に「全てを壊したくなる衝動」に駆られた少年は、ベイマックスに、敵討ちをするよう命令する。だが、命令を受けたベイマックスはその時、こう言う。「私はケアロボットであり、人を傷つけるためにプログラミングされてない。」この一言で、号泣してしまった。「悲しみは、他人を傷つけるためにあるものではない。」これって本当にそうなんだよね。最近、少年と同じように兄弟を亡くした自分にとって、恐ろしいほど心に響く場面だった。また、この映画のすごいところは、そんな悲しみの本質に触れながらも、「涙頂戴」的展開に走らないところ。いつまでもジメジメしない歯切れのよいリズム感で展開がサクサク進む。また、鮮やかなヒーロー的パフォーマンスやCGの景観が美しく、子どもが魅了されること間違いなしだ。

「大切な人との死別」をテーマにしているが、「子どもが観て悲しすぎない」、「大人が観て涙する」ような絶妙なバランスの映画。大人も子供も楽しめるとはこういう映画なんだなと思った。自分にとって、とても特別な作品。超おすすめ映画。

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