★★★★☆

映画「人のセックスを笑うな」のあらすじとレビュー

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総合評価★★★★☆

何も起こらない★★★★★
雰囲気を楽しむ映画★★★★★
万人受け☆☆☆☆☆

専門学校生の男の子とその先生が恋に落ちる話。好きになってはいけない人を好きになってしまった苦しさを、これでもかとキュートに表現した作品だ。また、自分に、映画の新しい鑑賞の仕方を教えてくれた、かなり独特な作品である。

この映画を観るまでは、映画の面白さって、あの大画面の映像の迫力だったり、ドキドキハラハラした物語の展開を楽しむものだと思っていた。なので、この作品を始めてみたとき、正直、退屈すぎて、衝撃を受けたのを今でも覚えている。余りにも何も起こらないので、「何か見逃した?」と思い、その後、何度か観直したが、何も起こらないのである。しかし、繰り返し観れば観るほど、この映画の持つ、独特の雰囲気や空気感に惹かれていった。その空気感を作っているのは、専門学校特有のゆるーい、悪く言えばちょっとダルい雰囲気を映し出す演出の工夫だったり、BGMに使われている、ちょっと切ない音楽だったり、複雑でぐちゃぐちゃな人間臭さを表現する俳優陣の演技力なのだ。あんなに最初見て面白くなかったのに、10年以上たった今でも観てしまう大好きな映画。

静かな映画で、見る人を選ぶかもしれない。だけれど、私に「大胆で豪華な演出だけが、映画の面白さではない」ことを教えてくれた特別な映画。

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