★★★☆☆

映画「劇場」のあらすじとレビュー

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これは難しい映画。文学作品を映画にするのは本当に大変なんだと思った。又吉の作品て、出てくる人達がとても繊細で複雑な感情が心の中を渦巻いている。こういう人達の内面よりも、より単純な「行動」に視覚的に持っていかれる「映画」という表現方法は文学作品を表すのに向いていない。そう思わせる作品だ。
劇作家として成功したい青年と、それをひたむきに支える女の子が、年月を重ねるうちに、お互いどんどんボロボロになっていくという話。関心のベクトルが終始、自分自身にしか向いていない青年と、ありのままの青年が大好きな女の子。青年に「変わってほしくない」のに、歳を重ねるうちに、どんどん、しんどくなっていく…。
こういう、いわゆる、「芸術家タイプ」の人間て、一般的にどうしようもないヤツだけど、どうしても愛しく感じることってありませんか。私はこのしょうもない青年の気持ちも、それに惹かれる女の子の気持ちも、とてもよく分かるので、そこそこ楽しめた。この映画は評価が分かれるんじゃないかなぁ~。

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