★★★★☆

映画「ムーンライト」のあらすじとレビュー

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総合評価★★★★☆

悲しさの表現方法★★★★★
制作側の愛を感じる★★★★★
映画という名の芸術作品★★★★★

ドラッグ、いじめ、家庭問題、貧困…そんな環境の中で育つ黒人の少年の成長を描いた映画。無力な少年が直面する現実の「悲しさ」を「愛と美しさ」で表現した芸術作品だ。

いかに黒人が救いようのない、厳しい環境で生きてきたのかを、そのまま語るようなメディアは、数多く存在すると思う。けれど、この映画は単純に現実の悲しさを写した映像ではない。そういった環境の下で必死に生きている人たちに対して、「分かってるよ、苦しいよね、大変だよね」と作った人の愛がひしひしと画面越しに伝わってくる映画なのだ。また、少年の悲しさや愛情の表現の仕方が素晴らしい。映像や音楽、セリフの言葉選び、どこをとっても本当に美しく、まるで、画面からその空気が漂ってくるかのようだ。映画でなかったら、決して表現できなかったであろう、芸術作品。「泣きすぎて自分が水滴になってしまいそうだ」このシーンを思い出すと、海のにおい、波の音、どうにもならない少年の苦しみがフラッシュバックして、涙がこみあげてくる。超おすすめ映画。

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