★★★★☆

映画「同じ遺伝子の3人の他人」のあらすじとレビュー

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総合評価★★★★☆
アメリカのダークサイド★★★★★
ちょっとしたホラー★★★★★

自分に兄弟がいることを知らずに、それぞれバラバラに年を重ねてきた三つ子の少年たちが、19歳になって、ひょんなことから再会を果たすという、アメリカで起こった信じられないような実話を基にした映画。ただしかし、よくある、双子や三つ子を取り上げて、「人間の性格形成は遺伝子による先天的なものか、それとも育ってきた環境で決まる後天的なものか」を考察するような映画ではなく、思いもよらぬ、アメリカ社会のダークサイドを写した、まるでホラー映画のような作品だ。

再会を無事に果たした、この3人は生後6か月から別々の家庭で育ったのにも関わらず、共通点が山ほど見つかるといった「嬉しい驚き」にあふれたシーンから映画は始まる。双子や三つ子のあるあるを描いたハッピーな映画なのかな~?と思って見続けていたら、とんでもない!これらのシーンはアメリカの決して許容できない闇の世界への扉であった…。

実はこの三つ子を養子として受け入れた親たちは、本来ならば知らされるべき、子供たちの兄弟についての情報を、一切知らされていなかった。何かがおかしい…不審に思った3人の親たちは、養子の仲買業者に当時の情報を開示するよう求める。だがしかし、業者は必死に何かを隠そうと頑なに口を閉ざす…。

当時の科学者や政府に対し、怒りを覚えたが、その反面、物心つかない赤ちゃんの頃に受けた過剰なストレスは共通して、大人になっても、大きな傷として残ることに驚いた。社会的視点からも、科学的視点からも楽しめる、おすすめの映画。

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